危篤とはどのような状態?知らせが来た際に家族がするべきこと

公開日:2025/04/22
危篤状態

家族の世話を、病院や介護施設へ任せる家庭は増えています。中には症状が深刻で、終末期や老化による衰弱状態になることもあることでしょう。その場合、家族は常に心の準備が必要です。仮に危篤の知らせが来たときは、冷静な対応が求められます。ここでは、もしもの時にすべきことを紹介します。

危篤とは?

まずは危篤について、医学的な意味を解説しています。また、危篤と似た言葉として、重篤もあります。

2つの違いを理解することで、後悔のない行動ができるはずです。

危篤の意味

危篤とは回復見込みがなく、命の危機が迫る緊急状態です。医師が処置したうえで、最終的判断を行います。

多くは、意識レベル・心拍数・呼吸などが低下している状態です。しかし、判断後にすぐ逝去するとは限りません。

一時期、症状が落ち着く小康状態になることもあります。危篤判断から逝去まで、数時間から2日間程度と状況は様々です。

また、少数ではありますが、回復することもあります。しかし、再度危篤状態になる可能性が高いです。油断せず、家族に寄り添うことが必要です。

重篤の意味

重篤とは、すぐに亡くなることはないものの、極めて重い症状を指します。緊急性はありませんが、心の準備が必要です。

可能な限り、面会に行きましょう。また、重篤とは専門用語です。

そのため、医師や看護師から家族への説明に用いることは少ないです。必ず宣告されるわけではないので、不安な場合は医師に聞いてみましょう。

危篤状態の知らせを受けたときに家族がすべきこと

症状が安定していても、急な危篤宣告もありえます。そのため、必要なことを心に留めておきましょう。ここでは、行うべき行動を具体的に紹介します。

まず心を落ち着かせる

心の準備をしていても、動揺することは当然です。まず、深呼吸をして自身を落ち着かせましょう。

頭が混乱して対処を誤ると、後悔が残るかもしれません。冷静になることは難しいですが、覚悟をもって向きあいましょう。

立ち会うための準備

気持ちが落ち着いたら、急いで病院や介護施設に向かいましょう。数日共に過ごすこともあるので、泊まりを前提とした準備が理想的です。

持ち物は、スマートフォン・充電器・財布・親族や友人の連絡先を優先しましょう。泊まりを想定する場合、下着・常備薬・コンタクトなどが必要です。また、最速ルートで行ける交通手段を手配しましょう。

立ち会うとき

危篤状態のときは、意識が不安定です。極力、声掛けをしてあげましょう。

家族の声掛けによって、臨終までの時間が延びることもあります。また、家族も気持ちを伝えることで後悔が少なく、覚悟を決められるでしょう。

関係者へ連絡

危篤状態であることを、親族や親しい友人などに連絡します。重要な関係者には、1人でも多く看取りに来てもらいましょう。

家族はもちろんですが、3親等内の関りが深い親族は優先的です。連絡方法は電話が1番ですが、メールやLINEでも良いでしょう。

しかし、メールやLINEの場合、相手がいつ読むか分かりません。返信が無ければ、電話が必要です。内容は自身の名前と、危篤状態である家族との関係性を伝えます。

また、連絡先・病院名・住所・病室も必要です。親戚や友人が面会に来られる場合、スムーズに行動できるよう配慮しましょう。また、落ちついた口調で伝えることも重要です。

費用の準備

危篤から臨終に向けて、多くの費用が発生します。情緒が不安定になる時ですが、冷静に考えましょう。

まず、駆け付ける際の交通費や宿泊費が必要です。そして、臨終後は入院費や介護施設の精算があります。

さらに、葬儀代には高額が必要です。お布施・食事費用など、細かいことへ費用がかかります。

また、危篤者の口座から費用を捻出する場合、タイミングが重要です。臨終後、死亡届や相続手続きをすることで、口座凍結がされます。

口座凍結をすると、一切引き出しができません。各手続き前に、必ず引き出しましょう

危篤後の対応方法

親戚や友人への連絡が必要になりますが、注意点がいくつかあります。また、葬儀の準備も必要です。ここでは、危篤後の対応方法を具体的に解説します。

連絡しすぎはNG

危篤連絡は、深い関係性のみに留めましょう。家族・3等身以内の親戚・親しい友人などが適度です。病院や介護施設は広くないため、人が溢れては迷惑になります。

死亡診断書を受け取る

臨終を迎えると、医師から死亡診断書が発行されます。死亡診断書とは、役所に提出する書類です。手続きまで大切に取り扱いましょう。

エンゼルケア

エンゼルケアとは、故人の体を清める処置です。表面だけではなく、体内ケアも行います。

医療機器をはずし、排せつ物や胃のなかを出す専門的な作業です。医師や看護師が行うので、心配せず任せましょう。

また、体の表面をアルコールで拭きます。長期間、入浴出来ないこともあるため、綺麗な状態にする心遣いです。

その後、死装束に着替え、髭剃りや死化粧を施します。死化粧は看護師や葬儀業者が行いますが、遺族が行うこともあります。

葬儀社へ連絡

業者を決めている場合は、その業者に連絡をしましょう。病院など長くは安置できないので、早急に手配が必要です。

業者が決まっていない場合は、すぐにインターネットで調べましょう。口コミなども参考にして、納得のいく業者を選びましょう。業者連絡が済むと、自宅か葬儀場へ遺体搬送を行います。

また、病院から葬儀業者を紹介されるケースもあります。その場合、遺体搬送のみ依頼することも可能です。まずは自宅に迎えて、業者をあとから選択しても良いでしょう。

退院手続き

遺体搬送を終えたら、退院・退去手続きを行います。長期的な使用であれば、多くの荷物があることでしょう。そのため、貴重品の忘れ物がないよう入念に確認しましょう。

そして、費用支払いは、退院・退去時が理想的です。また、最後に医療・介護関係者へ、お礼の言葉を伝えましょう。

まとめ

家族が命の危機に立つことは、とても不安で動揺します。しかし、できる限りのことをして、後悔しないように過ごしましょう。そのためにも、情報を得ることは重要です。とくに、葬儀業者を調べておくと家族の混乱が少なく済みます。東京には多くの葬儀業者があるので、早急な判断が難しいでしょう。そのため、数社を調べておくと安心です。いざという時の準備は、心残りのない将来をつくります。

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