葬儀をしないという選択肢はある?無葬儀の法的手続きと注意点

公開日:2025/10/15
葬儀 しない

人が亡くなったとき、一般的には葬儀をとり行うものです。しかし、葬儀には少なくない費用や時間がかかるものです。では、葬儀をしないという選択肢はあるのでしょうか。その場合、どのように故人を弔えるのでしょうか。今回は、葬儀をしないという選択肢を選ぶ場合についての解説をします。

葬儀をしない選択肢は合法?

葬儀をしないということは、法律で許されているのでしょうか。まず、葬儀を行うということは法律で決められたものではないのです。そのため、必ずしも葬儀をとり行う必要はないといえます。昔から葬儀を行い故人を弔うという習わしがあり、それが今まで受け継がれてきたことは事実です。しかし、葬儀を行わないことが法律違反というわけではないのです。

葬儀を行わない場合でも、納骨をするためには火葬をする必要があります。昨今では、火葬場に故人を運び、その場で別れの儀式を行う火葬式(直葬)というお別れの形式も増えてきました。

その背景には、コロナウイルスの蔓延があります。コロナ禍に入ってしばらくの間、コロナウイルスに感染して亡くなった方と家族が面会することが禁じられていた時期があります。感染リスクを下げるために葬儀を行う前に火葬する必要があったのです。また、コロナウイルスの感染が死因でなかった場合も、葬儀会場で多くの人が集まることによる感染リスクを下げるため、一般葬や家族葬を避けて火葬式を選ぶ遺族も多くなりました。

無葬儀(火葬式)の流れと必要な法的手続き

それでは、火葬式を行う際の大まかな流れをご紹介します。まず、故人が息を引き取ったら医師が発行する死亡診断書を受け取ります。そして、葬儀会社に搬送の依頼をし、亡くなった場所から安置場所へと故人を運びます。安置場所には、自宅や葬儀会社の斎場などがあります。

安置場所では、遺体の防腐処置としてドライアイスなどを設置して、火葬ができるようになる死後24時間が経過するのを待ちます。その間に、葬儀会社の担当者と葬儀についての打ち合わせを行います。火葬式を希望している場合、葬儀会社や菩提寺にその旨を伝えておく必要があります。

また、死亡届と死亡診断書を市区町村役場に提出し、火葬許可証を受け取る必要があります。その後、故人を棺に納める納棺を行います。通常の葬儀の際に故人に着せる死装束は、火葬式では必ずしも着替えさせる必要はありません。希望があれば、納棺式や読経などのオプションがつけられる場合もあるため、必要に応じて担当者へ相談しましょう。

火葬場の予約に間に合うように出棺し、遺族も火葬場へと向かいます。実際に火葬を行う前に、火葬炉の前で故人とのお別れを行います。火葬後、故人の骨を骨壺に収め、埋葬許可証を受け取ります。

葬儀をしない前に知っておきたい注意点

火葬式では、一般的な葬儀を行う場合と比べて費用をかなりおさえられます。多くの参列者を呼ばずにごく身近な少人数でお別れを行うため、気をつかうことなく故人とのお別れができるメリットがあります。かかる時間も通常より短くなるため、遺族の精神的・身体的負担を減らすこともできます。

ただし、注意すべき点もあります。一般的な葬儀を行うことがまだまだ多い現代では、火葬式のみとり行うことに対して抵抗のある親族もいることでしょう。そのような親族からの理解が得られずトラブルになってしまう可能性や、菩提寺によっては火葬式の場合は先祖のお墓に納骨できないと断られてしまうケースがあります。トラブルを避けるためには、このような親族や菩提寺などに事前に火葬式を行うことを伝え、同意を得ておくことが必要となるでしょう。

また、火葬式での故人とのお別れの時間は、一般的な葬儀と比べてごく短いものとなっています。最後のお別れの時間なのに、気持ちを整理できないまま火葬されてしまうといったことになる可能性もあります。このお別れの時間が終わってしまうと、二度と故人との時間を過ごすことはできなくなってしまいます。火葬式を行う場合はそのあたりのことも念頭に置き、葬儀会社の担当者や親族たちとしっかり話し合った上で決めるようにしましょう。

まとめ

昨今では、一般的な葬儀を行わず、火葬炉の前で簡単なお別れだけを行う火葬式といった形式も広まってきています。一般的な葬儀をとり行わないことは、決して法律違反ではありません。火葬式には、費用をおさえられる、ごく少数の親族だけでお別れを行えるといったメリットもありますが、のちのちトラブルに発展する可能性もあるため注意が必要です。トラブルを避けるためには、事前に親族や菩提寺などに火葬式を行う予定であることを告げ、同意を得ることが重要となります。短いお別れの時間の中で後悔することのないように、葬儀会社の担当者や遺族間でしっかりと話し合いを行い、気持ちの整理をつけた上で納得したお別れができるようにしましょう。

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